青唐津茶碗(4) 掘りの手 桃山時代
価格 25000円(税込)
口径10.9~11.9(推定)㎝ 高台径4.5㎝ 高さ5.5~6.5㎝ 重さ228g 呼継は3ヶ所と剥がれの接着があります。地味ではありますが唐津で最初に焼かれたのは青唐津です。青唐津は木灰釉や灰釉を素地に掛け、還元炎焼成したもので素地の中に含まれている鉄分により青く発色したものを言いますが、反対に酸化焼成にて黄色に発色し黄唐津となります。高台周りは灰褐色に焼成され、高台内の赤褐色と対照的です。高台部は低いものの竹節高台に作られ、高台内は幾分碁笥底気味で僅かに縮緬皺が見られます。抹茶用の茶碗として作られたものではなく、唐津周辺や九州.四国.中国地方などの裕福な人たち向けの日常品として大量に作られたのでしょう。飯茶碗としての使用も宜しいでしょうが、オンザロックやハイボールでお楽しみ頂くのも一興でしょう。釉垂れや釉溜りが見られます。その他2-92