藍九谷手梅木鶯文中皿 江戸時代前期
価格 8万円 (税込)
口径19.8㎝ 高台径13.1㎝ 高さ3.2㎝ 重さ346g。口縁部を廻る24個の(鷹の)羽根のような文様が印象的ですが、何の文様なのか解りません。佐賀県立九州陶磁文化館発行の『柴田コレクション』図録の中にも同様の文様を持つ2点の小皿が1660~80年代の作品として紹介されていますが、この文様の名称については触れておりません。13.5㎝の広い見込み部の右下隅にワンポイントのように梅の木に留まる鶯と二輪の梅花が描かれいるだけで、他の部分は余白で手を抜いているように見えますが、口縁部を廻る文様は決して手抜きではなく寧ろ手の込んだ仕事をしています。前時代からの余白を活かした描き方の終焉でしょうか。使用痕が見られます。裏側文様は六単位の唐草文で枠取りをしてから中をうめています。高台内は中心部がやや盛り上がりトチン痕が4個あります。伊20-90