古伊万里総松葉文中皿 江戸時代中期
価格 10万円 (税込)
口径20.7㎝ 高台径13.6㎝ 高さ3.3㎝ 重さ404g。全面総松葉文で埋められていますが、離れ離れになることのない「松葉」は吉祥文としても人気の文様です。伊万里では本品のように見込み部の二重円線を越えて同一文様で埋めると言う手法は1680~1700年頃に見られる手法ですので、中期の天和~元禄期の作品と思われます。裏側は六単位の唐草文ですが、唐草部分は枠取りをして中を埋めていますが丁寧さに欠け、唐草間を繫ぐ線は一筆描きで且つひとつおきに描かれる花文様も簡略化していますので、前時代から見るとだいぶ手を抜いていることが解かります。トチン痕が4個あります。20数年前に仙台市の骨董店で全面桜花の七寸皿を見掛けましたが20万円という値段を聞いて諦めたことがありました。伊20-89