高麗青磁蓮蕾形大水滴 12世紀末~13世紀
価格 12万円(税込)
横幅10.0㎝ 奥行9.6㎝ 高さ11.0㎝ 重さ298g 容量320cc。全体の姿が李朝の桃形水滴に似ていますが、文様の陽刻の蓮の葉.陰刻の重ね蓮弁文から考えるて、全体の形を蓮の花の蕾としました。高麗は仏教.李朝は儒教の国ですので本品は高麗時代の12世紀末~13世紀前半のものとして捉えました。高麗青磁は中国宋代の青磁を手本として制作されましたが,宋青磁をしのぐ作品が多く翡色(翡翠の羽の青み) 青磁と呼ばれる青磁を生み出し、中国青磁の影響を残しながらも高麗独特の作風を持つ優品が12世紀中頃から後半にかけて多く作られました。本品も時代的には最盛期のものですが、高温で焼成された為に翡色が胴下部から底部にかけての一部に見られるだけですが(実物の綺麗さが出せません)、器全体では三通りの青磁が楽しめます。葉の部分から吸い込み.注口部から注ぎ出ます。重量感のある時代物の水滴です。座辺に置いてお楽しみください。なお、小さなホツが2ヶ所に見られますが時代の深さが補ってくれるでしょう。黒漆塗りの上箱に収納されています。その他28-24