中国鉄製鋳造薬師如来坐像 明時代
価格 ９万円（税込）
横幅１８.０㎝ 奥行１４.８㎝ 高さ２５.５㎝ 重さ２.１㎏。横から見ると仏様は反り返っています。優しいお顔をしており、通常は眉間にある白毫が眉毛の中間にあり、頸部に三道.胸に卍を刻み、坐り方は両足を組み合わせて腿に載せる結跏趺坐で、右手は伸ばして掌を下に向けて膝の上に置き、左手の掌に薬壺を載せています。中国では古来より銅の産出が少なく、唐の時代には銅の使用禁止令が出されたそうで、古くから鋳鉄製の仏像が造られたと言われています。鉄は銅よりも扱いが困難で、鋳肌も滑らかではなくざらついた感じになりますが、本品は肩や腕に調整痕が見られます。台座にも細かい文様が刻まれ見映えがしますが右肩下に孔が２ヶあります。耳の形が板状に作られていることから明の時代としました。鉄仏コレクター氏からの譲渡品です。仏10-4
