赤黒漆市松文様四つ脚膳 江戸時代後期
価格 10万円(税込)
27.1x27.3㎝ 高さ5.5~5.8㎝ 重さ260g。脚の1本が壊れ新たに作り接着してあります。この膳の最大の特色は表面文様が黒と赤の市松文様に作られていることです。膳の四方は3㎝の額縁状に作られ、21.9㎝の見込み部に3.6~3.8㎝の市松文様が36個描かれています。18世紀中頃にこのような斬新的な文様が、伸び難い漆で描かれていることに驚きます。市松文様は色の違う二種類の正方形を互い違いに並べた文様のことで、江戸時代の中期に歌舞伎役者佐野川市松がこの文様の袴を用いたことから広まったと言われており、色々の器物に使用されていますが市松文様の蕎麦猪口などは手が届かない値段になっています。脚が1本付け替えられていますが躊躇せず買い求めました。