古瀬戸飴釉瓢箪形水指 江戸時代初期 窯変珍品
価格 10万円(税込)
口径9,0㎝(内法7,7~7,9㎝)胴径15,5㎝ 底径10,5㎝ 高さ19,0㎝ 重さ1,6kg。口径と内法との間は1㎝程ありますが、そうすると内法が7㎝程になってしまうので狭過ぎるという理由からなのか内法の縁部を三分の二ほど意識的に打ち欠いている様な痕跡が見られますが、打ち欠いた部分も時代色が付いているのでかなり以前に打ち欠いていると思います。内外共に飴釉が掛けられていますが、外側は取り立てて綺麗に発色し茶色の下地に黒が流れ落ちて景色を作っていますが、窯変とはいえ茶色の下地全体は金粉を塗した様に黄色く発色しており、茶色.金色.黒色が相俟って醸し出す雰囲気は何と表現したら宜しいのでしょうか。二つとない作品だと思いますし数多く見てきた飴釉作品の中でも抜群の美しさです。底部は時計回りの糸切り底で古格をかんじます。仕覆はボロボロ,箱は用心箱でしょうか。