古壺屋飴釉嘉瓶 江戸時代
価格 4万円(税込)
口径4,9㎝ 胴径11,5㎝ 高台径7,5㎝ 高さ21,3㎝ 重さ830g 容量850cc。本品は嘉瓶(ゆしびん)と呼ばれ祝儀用の泡盛を入れて届ける容器として作られた「ハレの器」です。瓢形の曲線が美しく底の方の大きな膨らみは全体のバランスから福々しさが増し、如何にもお祝いに相応しい形の容器と言えるでしょう。全体に飴釉が掛けられ内部は片側のみに施釉され見込み部に溜まっているので、口部から流れ込んだのでしょうか。頸部の根元には厚く掛かり黒ずんでおり、胴中央部から下部にかけては釉が流れて景色を作り出しています。高台内には朱印を押した貼り紙がありどこぞの個人資料館の所蔵品だったのかも知れません。