織部行灯皿(1) 江戸時代
価格 4万円(税込)
口径23.3㎝ 底径12.5㎝ 高さ2.0~2.2㎝ 重さ751g 行灯皿は行燈に用いた油用の受け皿ですので鑑賞の対象ではないにも拘らず、鉄絵や吹墨のものなど洒落れたものが多く見られます 中でも織部風の緑釉を掛けたものは鑑賞用にもなる優れものが多いようです 本品は上下に緑釉を掛け.見込み部に大胆に描かれた松の古木を引き立たせています 口縁部上の緑釉や見込み部の鉄釉の松にも濃淡があり.濃緑・薄緑・黒・赤茶に発色し 下釉の白く発色した魚子貫入との対比が美しく一服の絵画を観ているようです 無キズです。1973年のオイルショックでは石油依存度の高い日本経済は大きな打撃を受け「狂乱物価」と呼ばれる物価の大幅な高騰を招き物不足.買い占め騒ぎが起きたことは記憶にあります この頃から旧コレクター氏は骨董品の収集をはじめたそうですが今回これらの一部をご遺族様より譲り受けましたので紹介します。その他磯貝2-1