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古伊万里楓雄鹿図中皿   江戸時代後期   

価格 35000円(税別)

口径22.1~22.2㎝ 高台径13.5㎝ 高さ3.6~3.9㎝ 重さ472g。古伊万里では珍しい22㎝を超える八寸皿で縁部は輪花状に作られており、口縁部と見込み部の区別がなく全面に絵が描かれています。白磁部分は灰色がかっていて綺麗に発色していませんが、指で弾くと金属音がするので焼成は悪くはありません。右手に描かれた楓の木が紅葉し3枚の葉がパラパラと落ちていますが、そのかすかな音に驚いた雄鹿が振り返って木を見上げ、右足を上げて逃げ出す準備を始めています。むかし聞いた歌に「プラタナスの散る音に振り返る」と言う一節がありましたが、楓の木の葉も音をたてて落ちてくるのでしょうか。木の下の部分は空洞になっていますし.木の幹の上部には毛虫のようなものが描かれています。古伊万里には時折り可笑しな絵があり考えさせられますが、当時の職工も同じ絵を描いているだけでは飽きが来るので絵にメッセージを込めているのでしょうか。なお、鹿の繁殖期は9月末~11月初頭で.発情期に入ると雄鹿は首のまわりに長い毛が生え、体は夏毛の白い斑点模様が消えてこげ茶色に変わるそうですが、本品の雄鹿はそのような様子が見られるでしょうか。見込み部には使用痕が多く見られ18世紀後半の作品と思われます。伊20-87 

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