古伊万里牡丹花葉唐草文中皿 江戸時代中期
価格 4万円 (税込)
口径21.2~21.4㎝ 高台径15.4㎝ 高さ3.2~3.4㎝ 重さ535g。幅4.2㎝程の口縁部文様には格狭間風の窓絵を3個配し、それぞれに開花した牡丹花と蕾を描き.その間を葉唐草文で埋め、13.5㎝程の広い見込み部には手描きの5弁の牡丹花文を置いているだけですが、料理を見込み部に盛ると.口縁部下の文様が活き活きとし料理の味を引き立てます。手取りが重いので料理茶屋などで使用されたお品でしょうか。裏側の文様は8単位の唐草文で、枠取りした中を埋めるなど手が込んだ仕事ぶりです。高台内にはトチン痕が6個あり.二重角線内に「渦福」の銘がありますが、この銘は上手物によく見かける銘で1670年代頃から始まり、1700年代の初めには丁寧に書かれたものがあり、1700年代には諸窯で使用されるようになります。本品は18世紀前半の作品と思われます。伊20-82