古伊万里色絵牡丹柘榴蜜柑図中皿 江戸時代後期
価格 10万円 (税込)
口径19.7~19.8㎝ 高台径11.0㎝ 高さ2.6~3.0㎝ 重さ389g。緑・空色・紫・黄色・竹色・黒を使用して柘榴.蜜柑.柚子.牡丹花などと枝葉で表面を被い尽くしており、皿と言うより絵画のような感じを受けます。裏面は白磁釉の上に薄呉須で竹葉を描いています。無釉部分と釉ハゲ部分を見ると磁器ではなく陶器のように見えます。同業の大先輩達に鑑定をして頂きましたが何処の産(窯)か断定出来る人はおりませんでしたが、使用痕などから見て江戸時代のものだろうと言う点では一致しました。私自身が蔵が十数棟あった豪商の大きな蔵から買い出したもので、古染付十数点.古九谷4点.初期伊万里100点余.色絵柿右衛門.藍柿右衛門.藍九谷.VOC大皿などの中に混ざっていました。中央部の柘榴の実の部分と周辺部の肌色の部分は釉が剥離して地肌が出ている部分です。職人ではなく絵師が描いた飾り皿のような気もしますが詳細は解かりません。
追記 佐賀県立九州陶磁文化館発行の『柴田コレクションⅣ』の388「色絵仙人瓢箪駒文 輪花皿」1780~1800年代に「感じが似ているが違うのではないか」というのが大先輩達の見方でしたが、図録写真を見ていると似ているような気もしますので古伊万里として再掲載しましたので氏素性が解かる人はお買い求めください。伊20-75