唐津振出し 江戸時代後期 時代箱入り
価格 4万円(税込)
口径2.2㎝ 胴最大径6.8㎝ 底径4.4㎝で平底に近い碁笥底 高さ10.7㎝ 重さ258g 容量110cc。最大径は胴最下部にあり口縁部に向かって窄まり、口縁部を含め5段の出っ張りがあります。胎土は小石を含む暗褐色土で彼方此方に小石の噴き出しが見られ、特に2ヶの大き目な石は飛び出しそうで景色になっており、大きな焦げ目も景を添えています。胴最下部以下を除き灰釉が掛けられ青みがかった発色を呈しています。古箱蓋表には「から津 ふり出し」の墨書がありますが、墨書のある時代箱に収納されて出てくることは稀なことです。下箱脇には「唐津ふり出し 第五十二番」と墨書のある古い蔵番号の貼紙があります。振り出しとして作られ使用されていましたが、独酌用の徳利としても使用可でトクトクと注ぎ出ます。茶16-89