白薩摩白釉陶器水差 江戸~明治時代 黒漆蓋付
価格 4万円(税込)
口径16.6~17.0㎝ 胴径19.5㎝ 底径11.3㎝ 高さ13.5㎝ 重さ1450g 容量2000cc。八輪花形に作られた口縁部に3ヶ所の小ホツがあり埋められています。胴部は左傾斜の隆起八面取りのように膨らんでおり、その分内側が豪快に抉られています。隆起面には3枚1組の葉文様が4組陽刻されており、面取り間の上部には8個の菊花文が陽刻されているので、葉は菊の葉かも知れません。全面に白釉が掛けられ、細かい貫入の中に時代の滲みが見られますし、見込み部と底部は幾分赤らんでいますので可成り使い込まれているように感じます。口縁部の作りから見て鉢のように見えますが、後世に漆蓋を乗せて水差しに仕立てたのでしょう。浅学故に洗練された白い陶器では白薩摩と白丹波しか考えが浮かびませんので、タイトルを「白薩摩白釉陶器水差」としましたが実際の産地は何処なのでしょうか。写真を見てご判断ください。茶14-13