布地長財布(8) 江戸時代~明治時代
価格 4000円(税込)
横幅20.0㎝ 縦8.8㎝ 広げると縦24.5㎝ 重さ65g。表と裏.内側の三面がごわごわした紫色の毛糸のようにも見えますが、一部に経糸と緯糸の織のように見える部分もあります。穴の開いている部分を見ると下地は白い毛糸のように見えます。他の三面は金襴緞子(?)のような織物で、所々に鳥と唐草文のような文様と「鶴の丸紋」が14個織り込まれています。3ヶ所の物入の内部文様は綺麗に残っていますが、鶴の羽根は濃緑に見えます。一見茶橙色に見える部分も灯付きのルーぺで観ると金色が混じっているようで豪華な雰囲気を持っています。また、紫色は昔から高貴な色と言われており、江戸時代紫色の着物の値段は高く風格を備えた色とされていたので、庶民が身に付けることはなかったそうですので、特殊な人の持ち物だったのでしょう。前金具は赤銅に奴凧に凧糸巻き.紐通しは銀ですが、紐は切れかかっており.長方形の止め金具は外れており裏側に痕だけが残っています。時代相応のイタミがあります。上11-27