無地古唐津茶碗 桃山~江戸時代初期 伝世品
価格 35万円(税込)
口径13.3㎝ 高台径5.9㎝ 高さ8.1~8.6㎝ 重さ394g。灰釉と長石釉を混ぜた釉を高台部を除いて掛けています。口縁部は鋭く外反し胴下部で屈曲し高台部へ移行しており、側面から見ると李朝初期の茶碗を見ているような錯覚に陥ります。高台部の高さは0.6~1.0㎝でこの差が高さの違いになっています。胴最下部との境は太い沈線で画されており、一部が竹節高台のように見え.無釉部分は条線で調整されています。畳付き部の幅は0.5~0.9㎝で高台内への落ち込み部には細い沈線文が廻り、高台内は斜めに削られ.盛り上がった中央部が兜巾状になり先端部が平らに削られています。内部の茶筅摺り部と見込み部との境には円線が廻り、鏡部は一段落ち込み使用痕が見られます。外側には釉の垂れや筋が見られ、内外共にピンポールがありますので使い込んで行くと育つと思います。仕覆付き.古箱入りで柱が四隅に取り付けてあります。茶14-4