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初期伊万里茶碗破片など(25) 6点   江戸時代初期   

価格 8000円(税込)

茶碗破片が4点.大皿破片が1点.猪口破片1点です。上左の松竹梅図筒形茶碗は良く焼成され、肌の白さは青みを持ち呉須の発色も綺麗です。上中は珍しい青磁の茶碗で、推定口径10.5㎝.高台径4.5㎝ですが青磁の発色が薄く白磁に近い色味を呈しています。がは生掛け焼成のもの、青磁釉茶碗の口縁部、間隔の狭い横線文が18本以上胴部を一周し.その上に竹文が描かれている珍しい茶碗破片は焼成も良好です。上右の茶碗は推定口径12.5㎝.高台径5.5㎝とやや大形で、2本一対の染付円線内に蔦文が描かれ、割れ口の部分は鉄釉のように見え葡萄文のような気がします。下左は「生掛け焼成」で胴部に松梅が描かれていますが、恐らく欠損部に竹があるのでしょう。初期伊万里の作品は生掛け焼成で作られていますが、この破片は温かみある独特の柔和な釉調で釉だまりも見え一見して「生掛け焼成」と解かります。下中の大皿破片は5㎝程の口縁部文様帯に葉唐草文が描かれています。口縁部近くの厚さは0.4㎝ですが.見込み部近くの厚さは1.0㎝ありますので大皿と判断しました。「山べた」とマジック書きがあり、大皿・大鉢の製造に長けていた「山辺田窯」の製品です。初期伊万里と言っても窯数も多く焼成・絵付け・呉須の色等々千差万別ですので破片の収集をお勧めします。特に高台のあるもの.口縁の残っているもの.文様のあるもの.徳利などの内面はその部分部分が比較し易く釉薬のなじみ具合.厚さ.箆(筆)使いなどは完品を撫ぜるよりも教えられるところが多く参考になります。伊33-9          

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