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初期伊万里破片(11)   3点   江戸時代初期   

価格 7000円(税込)

左は口縁部が外側に開き0.6㎝程で括れており先端部の厚さは0.2㎝と薄く、見込み部は1.0㎝と厚く作られています。高台部の径は7.5㎝あり.深く削られ砂目高台になっています。高台部から口縁部までは6.8㎝ありますので推定口径は21.0㎝前後になります。口縁部下1.5㎝の所に薄い染付線が1本廻り、広い見込み部には花文様が描かれています。焼成は良好で特に裏側は真っ白に焼成されています。中央は高台部が7.0~7.8㎝と歪んでおり、高台部に2本の染付線が廻っています。表面は2本の染付線で画された幅11.0㎝の見込み部内に扇のように見える枠取りと上部に瑞雲が描かれています。裏側文様は無文が多い初期伊万里ですが本品は広い範囲に亘って染付線が見られます。右は口縁部の外反する皿で口縁部が2ヶ所残存しており推定口径14.0㎝程の皿で、口縁部直下の内外に薄い染付線が廻っており、広い見込み部に枝花文が描かれています。高台部径は4.8㎝で砂目です。陶片は一級の資料ですので収集をお勧めします。特に高台のあるもの.口縁の残っているもの.文様のある陶片.徳利などの内面は、その部分部分が比較し易く釉薬のなじみ具合.厚さ.箆使いなどは完品を撫ぜるよりも教えられるところが多く参考になります。

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