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(松枝)神楽丘不入作香合   江戸時代後期  

価格 10万円(税込)

蓋径7.0㎝ 高さ2.7㎝。香合とは香を入れておく蓋付きの容器で茶道具や仏具として利用されています。本品は地色を黒漆で塗り上げた後に蓋部に金蒔絵を施した上品且つ豪華なお品で、中央部に「丸の内に二つ引」の家紋を描き周りに唐草文を配しています。丸に二つ引きの家紋(引両紋)は室町幕府を開いた足利氏の家紋で将軍家の権威の象徴となった家紋です。薄紫地に五弁花を織り込んだ仕服入りで時代の収納箱が付きますが、蓋表に「釋阿 九十賀 香合」の墨書があり、蓋裏には和歌が書かれていますが判読出来ません。然し和歌の前に「神楽丘不入」の文字があります。この不入は明和8年(1771)尾張藩内の名家豪農の安田家に生まれ.嘉永3年(1850)に歿した漆工松枝不入ではないかと考えられます。松平不昧公の知遇を受け文化6年(1809)に不昧公から餞別に賜った三幅対の箱に「不入へ」と記されていることから、不昧公から不入の号(松江に入らずの意)を与えられたと言われており、晩年は京都神楽岡に隠棲し神楽岡(丘)不入を号していました。従って本品は不入晩年の作で「釋阿」の卆寿の祝いの際に製作されたものと思われます。

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