絵志野鉄絵沢瀉図火入 江戸時代前期~中期
価格 9万円(税込)
口径8.1~8.6㎝ 胴径8.3㎝ 底径7.7㎝ 高さ8.0~8.2㎝ 重さ210g 容量280~310cc。口縁部に2ヶの小ホツ.胴最下部から高台部に掛けて3ヶの欠け.窯キズも見られますが使用に障りはありません。胎土は欠け部分を見ると百草土で.胴上半部に鉄絵により13ヶの沢瀉の絵が描かれていますが、従来の志野焼にはない斬新さを感じ織部の影響を受けているように思います。基本的には長石だけの釉薬を使いじっくり時間をかけて焼きあげられ、酸化焼成により釉に透明性があり鉄絵がはっきりと出ています。外側部分には輪積痕が残り.長石釉の塊も見られます。底部は平底で筒茶碗に見られる低い高台ではありませんので、火入れとして作られたものなのでしょう内側下段は色が変わっています。然し内側も施釉されていますので冬茶碗として.夏のビール用としての使用も可能です。その他28-3