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木彫漆箔阿弥陀如来坐像   平安~鎌倉時代

価格 20万円(税込)

総高48,5㎝ 像幅17,8㎝ 像高36,7㎝ 像重1,8㎏ 総重量3,4㎏。一木造で内刳りのない構造は古い様式と言われていますが本品も内刳りは施されておりません。螺髪は表はしていませんが細い線が見られます。額には白毫はがあり眼には玉眼が入っておりません。印相は右手を施無畏・左手を与願印で嵌め込み式に作られており右手は抜けませんが左手は抜け小指の先端を欠いています。坐り方は如来の場合は通常結跏趺坐ですが本像は正座をしている様に見えます。底部に1,4x2,2㎝ 長さ2,5㎝の扁平な芯が刳り貫かれ台座に嵌め込む様に作られていますので、台座と一体のものと思われます。台座は23,8x12,2㎝の「L」字状に作られ,中央部が半円形に彫り出されています。頭部,胸元,左手の甲に黒が残っているので当初は黒漆が塗られ、左耳の後ろ,右耳の耳朶や中,右の頬,頸,胸元の一部などに僅かに金色が見えるので漆箔仕上げだったことが解ります。台座にははっきりと,本像の一部にも白いものが見えるので胡粉も塗られていたのでしょう。仏6-1

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