仏画「彩色高成寺千手観音像」 時代箱入り
価格 2万円(税込)
本体36,0x115,0㎝ 全体56,5x183,0㎝ 絹本 金具軸 伝来箱蓋表に「高成寺観音像 本家襲蔵」とあるので、福井県小浜市青井にある臨済宗南禅寺派の山号青井山 寺号高成寺ご本尊の十一面千手観音菩薩像を描いたものと推測する。高成寺は康永3年(1344)に炎上、若狭守護であった大高重成が再興したので、大高重成の「高成」の名をとって寺号としたと言われている。若狭観音霊場第21番礼所でもあるので笠を被り礼所巡りのお姿で表現したのではないかと思う。因みにご本尊の十一面千手観音立像は平安時代初期作例の中で優れた作行を示す像の一つとして評価され国の重要文化財に指定されています。「本家襲蔵」とあるので近郷村の名主家に代々伝わっていたものと考えられます。経年変化による汚れ染み折れありますが、概ね保存状態は良好です。