蒔絵隅足付小引出し 江戸時代初期
価格 3万円(税込)
27,4x19,6㎝ 高さ25,8㎝。高さの違う引出しが3段あり中央部に環状の摘みがあります。引出しの中は黒漆塗で上縁部には金が塗ってありましたがだいぶ剥落しています。周りは六面全てに黒漆が塗られ.底部を除く五面には黒漆の上に金銀梨地を使用して牡丹花唐草文が描かれている優れものですが、引出しの左右と上を見ても隙間が出来ています。これだけの仕事をする日本の職人が隙間が出来る様な引出しを作ることはあり得ません。永年使用してきたがために隙間が生じたと理解するのが自然でしょうから時代は可なり遡ると考えています。経年変化による使用キズは当然ありますので列挙しませんが、時代物の割には状態は良好と思います。