志野香合・唐津志野写し沓形茶碗・李朝立方型水滴等が入荷しました。
2019/11/19
桃山時代の志野香合は小さな本金直しがあるものの、本歌で時代の洒落た小箱に収納されており近年は中々お目に掛かれない逸品です。江戸時代初期の唐津志野写し沓形茶碗は古田織部の影響を強く受けたもので、鼠志野を狙って作られた作品と思われますが、鉄釉と長石釉の収縮率の違いから長石釉は蛇蝎状に縮み、寧ろ景色を構成しているように感じられ逸品ではないかと思います。李朝白磁立方型水滴(18世紀)は白さが金沙里のような白さがあれば7桁になるのにと欲が出てしまいます。店仕舞を考えていますので仕入れは絶対止めようと思っていますが、ついつい手が出てしまいます。