唐津の酒盃3点.木彫漆箔如来坐像.藤原盆などが入荷しました。
2017/07/12
絵唐津酒盃(桃山時代)は本来は小向付なのでしょうが、小さいが故に酒盃として楽しめます。皮鯨手で中々のものです。江戸時代前期の酒盃は古いニューがありますが立酒盃で灰釉と長石釉を混ぜたものを掛けており、育て甲斐のある器と思います。長石釉の掛けられた中期の酒盃は一回り小さいながら枇杷色に発色しています。南北朝時代の木彫漆箔の如来坐像は両手を欠損していますが、玉眼で水晶の白毫・肉けい珠も水晶のように見えます。八角形の藤原盆は周りが赤漆塗りで独特の菊花文が彫られ、裏側は手斧削りで調整された古いもので江戸時代後期以前のお品ではないかと考えています。他に小仏2点があります。