横浜市三殿台遺跡の思いで
2016/07/09
2~3日前の読売新聞に横浜市磯子区の国指定史跡三殿台遺跡の記事が掲載されていましたので懐かしく拝読しました。昭和36年の夏に記録保存の発掘調査が実施され、国学院大学.立正大学.日本大学と選抜大学の4チームが主力となり、遺跡下にあった小学校に寝泊まりし故和島誠一先生の指揮のもと調査に当たりました。当時大学1年生の私は先輩に呼ばれ10日間単位で、40日に亘り調査するので1期間10日参加するよう指導されましたが、高校時代に考古学クラブを立ち上げる程の考古学大好き人間でしたので、40日間の参加を認めてくださるよう先生に直訴しました。遠い昔の話なので記憶もおぼろげですが、お盆休みがあったかも知れませんが兎に角.全日調査に参加しました。調査開始して間もなく明治大学後藤守一先生の訃報が伝わり、国学院大学の故大場磐雄先生のご発声でご冥福を祈って全員で黙祷を捧げました。ご指導頂きました当時若手の研究者であった岡本勇先生は67歳.麻生優先生は69歳でご逝去なされました。当時1年生だった自分は74歳になりました。お世話になった先輩や同輩たちは元気なんだろうかという思いが頭を過ぎりました。元気でご活躍しておることを信じています。