久しぶりに業者市場に参加しました。
2015/11/13
2ヶ月振りに同業者の市場へ出掛けました。ここ2~3ヶ月の間にコレクター氏から沢山のお品を買取りしましたので整理に追われて、且つ同業者から仕入れる必要もありませんでした。然し業界の動向.品物の値動きなどを知っておくことも大事なことですので重い腰を上げて参加して感じたことは、銀瓶.鉄瓶を買いまくっていた中国人がそれらを買わなくなっていました。昨年までは20万円程で取引されていた銀瓶も5万円程に値下がりしていたのには驚きました。中国人の来日者が増加し各地で爆買いが話題になっていますが、骨董業界も10年程前から「中国古物」を中心に値段が30~50倍にも値上がりし、つられて日本製の銀瓶.鉄瓶の値段も跳ね上がっておりましたが落ち着いてきたような雰囲気です。昭和~平成にかけてのバブルがはじけた様な感じですが、バブル崩壊後も骨董品の値崩れはありませんで、骨董品の値が下がったのはリーマンショック以降でした。加えて中国製の偽物が大量に流れ込み、善良な骨董フアンの目を摘んでしまいました。現在でも某オークションでは偽物が氾濫しています。骨董品を購入している自称コレクター氏も早く本物のコレクター氏に成長され、骨董屋もコレクター氏も互いに切磋琢磨しあい安心して骨董品を楽しみに収集できるようになりたいですね。