葡萄図漆絵盆 桃山時代
価格 6万円(税込)
径36,5x38,0㎝ 底径24,6x25,8㎝の上げ底 高さ3,8㎝ 重さ540g。素地に布着せをし黒下地を塗り,黄茶色の漆を上塗りし、朱色で葡萄の葉と蔓を描き,大きな丸を9個描いている様に見えます。この大きな丸は葡萄の実を誇張して描いたものと思われます。葡萄は武道にも通じ武家の持ち物に良く使用されていますし、また実が沢山付くことから豊穣を願う文様としても用いられていました。葡萄の実を大きく描いたのは武道の上達,大きな富を得られる様にとの思いが大きかったのでしょうか。時代物ですので漆の剥落などキズを数え上げたらきりがありませんので控えます。戦い終わって傷だらけで帰ってきた戦国武将を見る様です。時代物の持つ風格,古格を楽しんでください。