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月岡雪鼎画(2)「楊貴妃」双幅 江戸時代後期

価格 双幅で80万円(税込)

楊貴妃は本体41,0x102,0㎝ 全体53,0x181,0㎝ 絹本牙軸。本体に折れ, 表装部に折れ,染み,穴,破れがありますので古表装のままと思います。本品は赤,青,緑,白,黒など七色を巧みに使用し小野小町」と双幅です。もう一人クレオパトラを加えると世界三大美女だそうですが、日本だけに通用する話のようです。然し江戸時代後期に二人の美人が双幅で描かれているのですから、日本では昔から二人の美女は有名だったのでしょう。雪鼎は江戸中・後期の画家で近江日野の人。姓は木田氏,名は昌信で別号に信天翁,月岡山人等があります。同郷の高田敬甫に師事して狩野派を学び、のち大坂に移り西川祐信の影響で風俗画家となり、明和(1764~72)の頃から肉筆美人画を多数制作し一家を成しました。天明6年(1786)77歳没, 評価額300万円。本品はお大尽の蔵から纏めて出てきたものの一つです。

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