人物埴輪頭部 古墳時代 １ 本物保証
価格 ３０万円（税込）
縦２０.０㎝ 横１０.０㎝ 奥行１２.０㎝ 重さ１.１㎏ 埴輪は一般的には厚手で柔らかく、水を吸う性質土で作られ、赤みを帯びた明るい色合いで焼かれたものが殆んどで中身は空洞です。本品は顔の表情も単純で切り抜かれた目.細く小さな口（抜けていません）、高い鼻は粘土を張り付けただけですが活き活きとした優し気な表情をしています。頭頂部に８㎝程の粘土を貼り付けた痕があり.片端が遺っているだけですが、頭頂部に結い上げているので女性埴輪ではないかと思います。一般的な男性埴輪の髪型は美豆良（みずら）と言い.髪を頭上で左右に分けて垂らし.耳もとで結束しているものですがそうは見えません。首の部分には３個の珠状粘土の貼り付けが残存（３個剥落）していますが首飾りでしょう。掘り出された際に出来た新しいキズがあります。故コレクター氏が３５年程前に買い求めたお品だそうで傾きながらも自立しますが、コレクター氏自作の台が付属します。本品は科学的な鑑定をしておりませんが、師匠でありました「なんでも鑑定団」元鑑定士故安岡路洋先生から、４５年程前に簡易な鑑定方法を伝授されましたが、その方法で試みたところ本物と確信しました。以前にも埴輪２体をこの方法で鑑定し本物としましたが、考古学専攻の若い人達から「不自然な埴輪である」「このような埴輪を見たことがない」と指摘され、当時中堅の埴輪研究者に鑑定を依頼し本物との確認を頂きました。その埴輪は現在某博物館に「珍しい埴輪」として展示されています。１９７３年のオイルショックでは石油依存度の高い日本経済は大きな打撃を受け「狂乱物価」と呼ばれる物価の大幅な高騰を招き物不足.買い占め騒ぎが起きたことは記憶にあります この頃から旧コレクター氏は骨董品の収集をはじめたそうですが今回これらの一部をご遺族様より譲り受けましたので紹介します。
