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唐津斑釉茶碗(1)   幕末~時代   

価格 4万円(税込)

口径12.8~13.0㎝ 高台径5.1㎝ 高さ7.5㎝ 重さ265。露胎部を見ると赤褐色でカリカリに焼成され、高台内部内には縮緬皺も見られます。素地の上に掛けられた乳濁した失透性の釉は、釉薬中に含まれケイ酸藁灰、籾灰などと長石質の釉石が化合し窯変化したものですが、この白濁失透釉の藁灰中に含まれている微量の鉄分が還元焔焼成によって青味を帯び、点々とした美しい「斑調」に発色することから、茶人の間で「斑唐津」と呼称されて喜ばれているようですが、本品は還元焔焼成が思ったようにいかずに、中性焔で焼成されたため真っ白に焼きあがったのでしょうか。白唐津の名称はこの白い色からの呼び名でしょうか。酸化焔に傾いた結果「白海鼠調」の斑唐津に焼成されるものあるようで、帆柱古窯から同様の陶片が発見されていると聞いています。見込み部はよく使い込まれたようで変色しています。用心箱入り。茶16-29

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