絵志野立酒盃（３） 江戸時代中期
価格 ３万円（税込）
口径５.４㎝ 底径５.４㎝ですが周囲は斜めに削られ中央部の約４.０㎝の無釉の部分が底部のように思えます。高さ５.７～５.８㎝ 重さ１３０g。容量６０cc。内側見込部から口縁部までの高さは４.３㎝ですので、底部の厚さは１.５㎝程の厚作りになっています。口縁部外側部分が括れている分.内側口縁部下に出っ張りがあり、その分口縁部は薄作りになっています。胴部には鉄釉で枝葉文のような文様が描かれ、全面に長石釉が掛けられ細かい貫入が見られますが、長石釉が掛けられている部分の掛けられ方で赤く.青白く.ぼんやりと.はっきりと発色し見映えがします。可なり古そうな時代箱に５客収納されていますが、蓋表には「信埜猪口 五個」の墨書が辛うじて読み取れます。古箱入りでも墨書のある紙が貼ってあるものは時代判定は難しいですが、古箱に直接墨書が書いてあるものは滅多に見られません。然も下箱の内側底面に猪口の痕が残っていますので時代は可なり遡りそうに思います。箱底の桟は一部壊れ紐もありません。その他3-3
