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絵志野立酒盃(2)  江戸時代中期   

価格 3万円(税込)

口径5.6㎝ 底径は5.4㎝ですが周辺部が削られており中央部の3.5㎝程が底部になるのでしょうか。高さ5.7~5.9㎝ 重さ136gとやや重く感じますが、内側見込部から口縁部までの高さは4.3㎝ですので、底部の厚さは1.4~1.6㎝と厚作りになっているからです。容量70cc。口縁部下に指で付けたような浅く幅広の沈線が廻っていますので、口縁部は一段膨らんで外反しています。口縁部は薄作りで、内部口縁部下に段があります。胴部には鉄釉で枝葉文のような文様が描かれ、全面に長石釉が掛けられ細かい貫入が見られますが、内側底面に見られるように釉薬が剥がれている部分があります。小さい器ですが部分部分に景色があり見飽きることはありませんで、胴下部に1ヶ所黄茶褐色に発色している部分があり景色になっています。可なり古そうな時代箱に5客収納されており、蓋表の「信埜猪口 五個」の墨書が辛うじて読み取れます。古箱入りでも墨書のある紙が貼ってあるものは良く見掛けますが時代判定は難しいですが、古箱に直接墨書が書いてあるものは滅多に見られません。然も下箱の内側底面に猪口の痕が残っていますので時代は可なり遡りそうに思います。その他3-2 

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