初期伊万里なずな文猪口(掘りの手)(1) 江戸時代初期 本物保証
価格 11万円(税込)
高台部のある寛永年間のものでしょうか。口径6.1~6.2㎝ 高台径2.9㎝ 高さ4.5㎝ 重さ60g 容量50cc。口縁部は外反し、口縁部下に2本の,胴下部に1本の染付線が廻り、その間に連続して人気のなずな文がダミ手法で活き活きと描かれています。口縁部には3ヶ所の本金直しがありますが呼継の痕です。元々の部分に合う口縁部を3ヶ見つけるだけでも大変なのに、金で繕っておりその努力には頭が下がる思いであり、最早キズものなどと言ってはいられません。こうした並々ならぬ努力をしないと集まらない程貴重なものと理解して頂きたいと存じます。九州にお住いのコレクター氏だからこそ出来得たことではないかと感謝しています。全体に甘焼で磁貫が見られますが、初期伊万里好きのコレクター氏にとっては許容範囲でしょう。所謂高台付猪口で高台内には兜巾が見られ、畳付き部にはトチンを落とした痕が残り、赤みがかっています。内部にはヒッツキを剥がした痕が残っています。伊22-28