紫檀製猿形根付 昭和時代
価格 25000円(税込)
横幅3.0㎝ 奥行3.0㎝ 高さ4.5㎝ 重さ28g。構図は「見ざる.言わざる.聞かざる」のお馴染みの構図で、右手で桃らしき果物を持ち、左手で口と目を.両足で耳を押さえています。右足の裏側に「吉野」の刻み銘がありますが、現代作家系統図によると「山田法実」門人の流れの中に、浅井寛治の名があり.同人の弟子に「吉野寛枝」の名が見えますので、本品作家の「吉野」は吉野寛枝なる人物の作かも知れません。因みに山田法実は明鶏斉法実と称し将軍家お抱えの根付師として有名で、明治時代になっても「東京一の名工」と称され、その技術は桜井法一ー浅井寛哉ー浅井寛治ー吉野寛枝と受け継がれていました。根2-19