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江戸紫徳利.透明徳利(1)  2本  18世紀中頃~後半  黒漆けんどん箱入  

価格 20万円(税込)

共に宙吹き技法(吹きガラス)で作られ、金彩エナメルで絵付けされていますが剥落しており、紫徳利は花文様が大きく描かれていることが解かりますが、透明徳利は所々に金彩が残っているだけで絵柄(花文様か)の全体図は解かりません。紫徳利は口径2.7~2.8㎝で僅かに歪 胴最大径6.2㎝ 高さ16.3㎝ 底径4.8㎝ 重さ187g。容量280cc、透明徳利は口径2.6~2.7㎝で僅かに歪 胴最大径6.3㎝ 高さ15.4㎝ 底径4.8㎝ 重さ96g 容量270ccで紫徳利の方がやや大きめですが、形に差があるものの共通点は、口縁部の作りが僅かに歪.肩部で膨らみ.胴中央部で若干窪み.胴最大径が胴下部にあり.底部が底面のほぼ中央部にあり碁笥底に作られていることです。こうした作りが当時代の共通点なのでしょうか。宙吹き技法は型を一切使わずに、吹き竿と補助道具だけでガラスを成形する技法で、熔けたガラスを吹き竿に巻き取り、息を吹き込んで膨らませながら、形を整えて行きますが、日本で初めてのガラス容器はこうした技法で作られました。如何にも手作り感が滲み出ており、同一のものはないと言うのが魅力的です。徳利が収納されている箱は上等の黒漆塗りの「けんどん箱」で内側底面に2本の徳利の底痕が残っています。前面の鼠の齧り痕は新しく.上部右側面と上部裏側の齧り痕は古い時代のものです。コレクター氏からの譲渡品ですが手許に来たときは新聞紙に包まれていましたので、持ち合わせの布に包みました。硝子13-61   

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