李朝白磁徳利(11) 李朝時代前期
価格 5万円(税込)
口径3.8㎝ 底径5.5㎝ 高18.3㎝ 重さ450g 容量400cc。口縁部に漆直しが3ヶ所あり、1ヶ所は漆が剥がれています。頸部から胴上部に掛けて3.5㎝程のニユーのようなものが薄っすらと見えます。内部は施釉されていませんが、外側は高台内まで白磁釉が掛けられ、白い肌に青みが買った部分もあり魅力的です。口縁部直下に段差がありますが、ここで継いでいるのかも知れません。すうっと立った立ち姿,輪積の痕,状線による整形痕,白磁の色等の醸し出す雰囲気が好きで手に入れました。14世紀末の李王朝(李朝)成立以後、乳白色の白磁は清浄を尊ぶ儒教精神と共に広く好まれ国王の御器に指定され、15世紀になると白磁の一般使用が禁止されます。そうした国王の象徴としての白磁は花を咲かせ隆盛を見ますが、広州道馬里などが官窯としての役割を担っていました。本品は1720年代に官窯が金沙里に移設される以前のお品と考えています。その他24-4