初源伊万里(終末唐津)酒盃 江戸時代初期
価格 10万円(税込)
口径7.7㎝ 高台径3.0㎝ 高さ4.2~4.4㎝ 重さ108g 容量60cc。口縁部の厚さは3~4㎜とやや厚手で内傾しており、1ヶ所大きな金直しがあります。半陶半磁の器胎全面に長石釉が掛けられ細かい魚子貫入が見られますが、外側胴部と高台周りには梅花皮がありどちらかと言うと終末期の唐津の雰囲気を持っていますが、近年本品のようなものを初源伊万里として捉える考え方もあるようです。慶長3年(1598)肥前国の実質的な領主であった鍋島直茂により連行された朝鮮陶工たちが、百間窯で唐津と一緒に磁器を焼いていたと言われていますので、本品はその当時の作品と考えられますが、半陶半磁の焼き物と言う新しい要素が加味されているので初源伊万里として取り上げました。その他24-53