◎初期伊万里白磁猿形根付 江戸時代初期
価格 20万円(税込)
2.7x2.4㎝ 高さ4.2㎝ 重さ21g。両膝を立てて坐し.右手を右膝の上に乗せ胸に置き.左手を顔の下辺りまであげ.背中に背負っている小さな何かを大事そうに押さえているような姿に見えます。日本猿が子供を背負う習性があるか否かは存じませんが、背負っているのは生まれて間もない子供猿のような気がします。背側下部に二孔ありますので根付としました。親猿には目・鼻・口があり、口の右側に小穴(深さ0.3㎝程)があります。根付は江戸時代初期の寛永年間頃に製作が始められ、中期の元禄時代に流行したそうですので、本品はその初期の頃のものと推察されます。磁器が生産された時代と重なりますが、新しいもの好きな伊達男(若侍)の腰を飾ったのでしょうか。伊21-99