黄楊製お多福根付 江戸時代
価格 25000円(税込)
横幅4.2㎝ 縦幅5.6㎝ 高さ2.0㎝ 重さ12g。お多福さんは「おかめ」とも言われ、日本に古くから存在する面の一種ですが、多い福と見るからに縁起のよさそうな名前で、古来から「百福図」など日本画の画題に取り上げられていましたが、実際どう縁起が良いのでしょうか。おでこは広くおおらかで、包容力を表わす高い頬、口は小さく言葉を謹み、鼻は低く何事も天狗にならず、いつも笑顔で千客万来です。福を呼ぶ女性の象徴で招福開運や豊穣.夫婦円満の縁起物とされていました。本品も「おでこ」「両頬」「顎下」が大きく膨らみ色違いで表現され、鼻は低く.口は小さく作られています。裏面中央部はブリッジ状に作られ2孔があり「亮一」の銘が刻まれています。角が擦れて丸みを持っているので永年に亘って使用されていたのでしょう。堤2-20