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革製腰差煙草入.緒締トンボ玉.蒔絵煙管入.銀製煙管(18)   江戸時代後期~大正時代  「k20」「純金」「純銀」刻印  

価格 18万円(特価13万円)(税込)

革製煙草入れ(袋)は13.7x7.7㎝.厚さ1.8㎝で、周囲が枠取りされ流水花文様のような文様が施され、開くと鹿革を濃茶色に染めたが革が貼ってありますが、擦れや裂けのダメージがあり.前金具・裏座・止め金具との時代差がありますので、古い煙草入れを再利用(再生)して大正時代頃までに製作されたと考えています。前金具は横幅3.8㎝の銅製で.巴紋を配した「巴瓦」と呼ばれる軒瓦に蔦文を這わせ.金と色絵で飾った洒落たデザインで、裏座は金製で「k20」の刻印があります。止め金具も同じような輝きを持っているので裏座とセットなのでしょう。緒締めのトンボ玉は江戸時代後期以降に安価で多数作られともの。蒔絵煙管入は長さ22.5㎝ 幅3.4㎝で、差し込み部の頭部には「月夜に梅の古木」が彫られ、身部分には菊花が大きく彫られ「秀山」の銘が刻まれています。秀山については詳らかでありませんが本品のような優れた蒔絵煙管入を多く残しているようです(差し込み部の黒漆が擦れています)。煙管は長さ20.3㎝ 雁首部分5.7㎝ 吸口部分8.5㎝で、雁首部分には杖を突き.足を引きずり歩く老人の後ろ姿が小さく彫られ、吸口部分には岩に腰掛け.金の杖を持ち.腰に瓢箪を下げ.口から何かを吹き出している黒髪の老人が大きく彫られています。中国隋代の代表的な(道教の)八仙の一人で、足が不自由なため鉄の杖(拐)を突いて歩いた鉄拐仙人(李鉄拐)で、中国では医薬の神様とされています。浅黒い姿で足を引きずっており、口から魂のようなもの(自身の姿)を吹き出すのが特徴とされ、日光東照宮陽明門の彫刻の中にも彫られています。雁首部分の老人の後ろ姿は、吸口部分の口から吹き出した自身の後ろ姿なのでしょう。吸口部分の上部に小さく「純銀」「純金」の刻印がありますが、然すれば火皿・小口・口元・杖なども純金と思考されます。他に作者の銘などが刻まれていますが判読出来ません。金3-44  

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