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志野織部輪線文徳利(1)  桃山~江戸時代初期   

価格 16万円(税込)

口径3.9㎝ 胴径8.0㎝ 底径5.7㎝ 高さ14.4~14.6㎝ 重さ418g 容量390cc。志野織部は登窯で作られた長石釉に鉄絵で絵を描いた焼物のことですが、本品は口縁部に塗られた鉄釉と胴部を廻る5本の鉄釉輪線が効いています。手で撫で廻すと胴を巡る轆轤目や厚く掛けられ溜まった長石釉のゴツゴツ感等々、見どころが多く傷なしで.容量も2合強と最適な大きさです。志野焼は耐火温度が高く焼き締りが少ない五斗蒔粘土や百草土という鉄分の少ない白土を使った素地に、志野釉(長石釉)を厚めに掛けて焼かれますが、志野織部は大窯で焼かれた古志野と区別し、連房式登窯で焼かれたものを言い通常は志野と比較すると長石釉の掛けが薄く、その分鉄絵の発色は鮮やかになっているものが多いようですが、本品は長石釉がたっぷりと掛けられ所々で溜まって厚く盛り上がっています。底部の作りは胴最下部から斜めに削られ.畳付き部から更に一段斜めに削られて、底部は箆により畳付き部と画され.小さな碁笥底に作られ、畳付き部と底部の境にトチン痕が3個見られます。旧所有者は口作りや輪線文などに新しい織部の様相が見られるので「織部線文徳利」の貼紙を付けたようですが、志野釉(長石釉)が厚めに掛けられるなど志野の様相も残っているので「志野織部」とし、志野から織部への過度期の作品として捉えました。昭和48年に光芸出版から発行された『徳利と盃』黒田領治・小松正衛の42頁に本品と同手で首が継がれた高さ22㎝の「志野織部徳利(桃山)」が紹介されていますのでご参照ください。新しい桐箱に収納されています。コレクター氏からの譲渡品です。その他2-26 

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