藍九谷鶴巣籠図中皿 江戸時代前期
価格 3５０００円（税込）
口径２０.３㎝ 高台径１４.２㎝ 高さ３.０～３.４㎝ 重さ３３１ｇ。ッ全面が細かい貫入で被われています。藍九谷手鶴の巣籠りの構図で.職人の手によるものではなく絵師の作品ではと錯覚するほど上手に描かれています。雌は地面に伏した姿をしているので或いは既に卵を温めているのでしょうか。巣は湿地や草原の地上に作りますが、伊万里の皿の巣籠りの文様は大抵地上で.直接地面に産卵することもあるそうです。本品は余白を充分に取るなど初期伊万里の影響を多分に残しているように感じます。裏側文様は２単位で.長く枝と果実を描いています。高台内のトチン痕は３個で.甘焼のために変色している部分があります。明暦～万治期（１６５５～１６６１）頃の作品でしょうか。伊20-76
