李朝白磁茶碗 李朝時代初期 15~16世紀
価格 2万円(税込)
口径12.1㎝ 高台径㎝ 高さ5.1㎝ 重さ213g 容量300cc。薄く鋭く外反する口縁部に2ヶ所小さな金直しとニユーがあります。全体に白磁釉が掛けられていますが灰白色に焼きあがっています。朝鮮王朝成立以後、白磁が国王の御器に指定され15世紀になると白磁の一般使用が禁止され、この頃に白い清楚な美しい姿の焼物が登場し李朝白磁は隆盛を見ますが、一方15~16世紀に官窯の脇窯で焼かれた白磁は白灰色呈しているそうですので本品はこの頃の作品と思われます。内側外側共に器面調整が細やかで、高台内部の削り込みも深く、内側の見込み部は一段落ち込み、見込み部周りに大きな楕円状のニユーのようなものがあり、一部を金で止めていますが外側には抜けていませんので使用に障りはありません。手許にあった用心箱に入れました。茶4-99