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純銀延煙管   江戸~明治時代   

価格 5万円(行方不明)(税込)

長さ19.3㎝ 重さ40g。延煙管は全体が金属で出来ている煙管で、本品は火皿から吸い口部までスンナリとした作りで.吸い口部が幾分膨らんでいます。江戸~明治時代の作と考えられ純銀の刻銘はありません。江戸時代言葉に「銀煙管脂下」(ぎんきせるやにくだり)という言葉がありますが、銀製の煙管を前下がりに銜える意味で粋人の意味だそうですが、「純銀」とは言っていません。純銀という言葉は大正から昭和時代に使われたように思います。大店の若旦那などは雁首から吸い口まですべて銀で出来た「銀延煙管」を持ち歩き人々の注目を集めたそうで、そういう金持か.「鬼の平蔵」のような身分のある武士が使用した銀延煙管は庶民の喫煙具ではなかったようです。煙管を収納する袋も凝ったもので西陣織でしょうか。内側は紫色に染められていますが、江戸時代の紫根染めなら嬉しいのですが明治以降は化学染料で染められており、本来の紫根染めは衰退し今や絶滅危惧種に指定されています。吸い口から息を吹き込むと火皿から抜けますので直ぐ使用出来ます。金4-97   

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