透明七面取下膨形デカンターグラス 19世紀
価格 10万円(税込)
口径4.7㎝ 胴径13.9㎝ 高さ21.3㎝ 総高27.5㎝ 底径7.5㎝ 重さ782g 容量800cc。外反する口縁部は幅広く、首の部分は7面にカットされ.最下部部分は幅広く流麗で、胴上部にはグラヴュール技法を用いて驚くほど繊細で美しい螺旋状に回転する幾何学文様が硝子の表面に施され、柔らかな質感と優しさが最大限に表現されています。僅かな碁笥底の底部には4本1組の長さの違う剣先カットが8組、計32本施されています。ストッパーは長さ10㎝ 重さ121gで先端は球状でダイヤモンドカットされ.7面取りの頸部へ続き.円錐形の最下部は斜めに削られています。下膨れ形の立ち姿はバランス感覚抜群で美し過ぎます。コレクター氏のお孫さんから譲り受けましたが、「西洋ものと言っていたように思います」とのことですが、ひょっとしたらバカラの製品かも知れないと思う程に洗練されていますし、指先で弾くと金属音がします。バカラの商標登録は1860年にされているので、これ以前の商品にはシンボルマークがない物だらけと言うことになります。本品は飾って置くだけで絵になりますが、時にはデカンターに移してからグラスに注いでから飲むようなワインを頂いてみたいものですね。口縁部と底部縁に使用痕が見られます。ガラス12-89