破顔一笑の大黒様 江戸時代初期
価格 2万円(税込)
幅10.0x10.0㎝ 高さ11.0㎝ 重さ170g。両俵を欠いています。足裏に大きな穴があり右側は深さ2.8㎝.左側は0.9㎝と差がありますが竹釘で固定してあったのでしょう。大黒様自体は丸々としており、左手で大きな袋の口を握り.右手には恐らく打出の小槌を持った微笑の長者形で表されていたのでしょう。大黒様は台所の神様から食物の神様.そして農耕神へと変化しており、米俵は江戸時代になって五穀豊穣を願う信仰が結びついたものと言われています。話は脱線しますが、古民家の場合.家の中心にあって最初に立てる柱を大黒柱と言い.大黒柱に次ぐ主要な柱を恵比須柱と言っていました。また、人の歯の上部中央にある大きい前歯2本のうち右側の前歯が「恵比寿歯」.左側の前歯を「大黒歯」と言うそうです。大黒様と恵比寿様は切っても切れない関係なんですね。木3-14