李朝堅手茶碗 李朝時代前期
価格 55000円(特価4万円)(税込)
口径12.0~12.4㎝ 高台径5.3㎝ 高さ53~5.5㎝ 重さ207g 容量250cc。堅手は高麗茶碗の一種で、李朝初期から中期にかけて慶尚南道の金海窯で焼かれたと言われていますが、その色や形.上りの風情など千差万別です。本品は前期の作と思いますが、高台部を除き薄褐色の半磁器質の素地に白灰色がかった釉を掛けしており、小さな穴が点々とありますので使い込んで行けばその周りが薄桃色に変色していくと考えています。小振りですが手に収まる感じもよく指先で弾くとキンキンと音がします。口縁部は鋭く外反し見込み部には沈線が廻っており、中央部は一段落ち込んでいます。外側は胴中央部下までは輪積痕とともに器面調整痕が見られますが、胴下部は釉ムラが見られ素地が顔を出しており胎土中の小石が飛び出しかかっている部分もあり景色になっています。時代物ですが取り立てて記すべきキズもありませんので育て甲斐のある茶碗と思います。お抹茶で使用して良し.大き目の酒盃としても使用可でしょうか。用心桐箱入り。