◎初期伊万里瑠璃水鳥香合 江戸時代初期
価格 20万円(税込)
幅3.4ⅹ5.1㎝ 底部2.0ⅹ3.2㎝ 高さ4.0㎝ 重さ35g。鴨と思われる水鳥が振り返り羽繕いしている構図の合わせ口香合です。瑠璃の色合いは部分により濃淡はありますがしっとりと落ち着いた色で厭らしさがありません。上部(鳥の部分)は羽根が陽刻で表現され裏側は中央部のみに薄い瑠璃が塗られています。前部に小ホツがあります。下部は陽刻の蓮弁文(?)が廻り内側は全体に瑠璃釉が掛けられています。初期の瑠璃釉は比較的淡い色調であり、17世紀後半以降には紺色の色調のものに移行するようです。初期伊万里作品群にあって瑠璃釉は稀少で類品も少ないようですが、特に茶道具の香合は類例が極端に少ないように思います。古箱入り。