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東京清花堂製寒製小町紅紅猪口  2箱  大正~昭和時代  未使用   

価格 7000円(税別)

大は口径7.4㎝ 高台径2.5㎝ 高さ2.5㎝ 重さ38g。ボール紙製の箱には「寒製」とありますが、冬の寒い季節に作られたという意味.「小町紅」は江戸時代の口紅の商標で、絶世の美女小野小町にあやかった商品名で最高級品を意味しています。磁器製の紅皿に塗られていますが、裏側の印判文様は紅花と蝶です。容器は再び紅を買う時に紅屋に持っていって紅を塗ってもらう事があったようですが、本品は粗末な容器ですので使い捨てかも知れません。小は口径5.5㎝ 高台径2.3㎝ 高さ3.2㎝ 重さ40g。ボール紙製の箱には「今美人」と印刷されています。器にはニューが1本ありますが、紅は見込み部に厚く固まっています。容器は大量生産品ですので紅も中国産の安価な紅花なのでしょう。江戸時代の上質な紅は「金一匁 紅一匁」と言われていましたので、紅が退色しないように蓋が付いた白色の陶器の碗や猪口に入れられて販売されていたようです(伏せておけば光が入らないので使用しないときは伏せていたようです)。使用する際は水を含ませた化粧用の細い紅筆で少しずつ紅を溶きながら唇に塗り重ねてゆくか、直接指で紅を差すこともあったようです。江戸語の辞典には「紅差指」と言う言葉があり、薬指で紅を差していたようです。昭和の初めまで「紅」は使用されていたようですが、戦前頃から現在の「棒紅」に押されてしまいました。

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